スーパーサラリーマンに学ぶ困難の越え方

今日テレビでスーパーサラリーマンを見ていた。

ドランクドラゴン鈴木拓が、スーツを着て様々なスポーツや大道芸のようなものに取り組む企画だ。

今日は綱渡りで川を渡る企画だった。あの、ぼんやりして何を喋ってもぱっとしない鈴木拓が(そういうキャラが売りなんだけど)主役として頑張っている。何度も失敗し、冷たい川に落ち、それでも諦めず挑戦する姿勢に胸を打たれた。

川に綱(ワイヤー)を張る関係で、どうしても接続部分に連結する部品の障害物が出来てしまう。そこが、越えられず身体が固くなってしまう。リラックスしてスルスルっと行ってしまえばいいのだけど、焦りと、寒さが更に鈴木拓の身体を固くする。

どうするんだ、どうなるんだ

私は、自分の中の困難に立ち向かう気持ちと重なった。頭では分かっていても、身体が動かない。失敗が怖い、私は何をするにもそんなことばかりだ。リラックスすればいい、そんなことはわかっているんだ。

隣で旦那が一言

「遠く見るんだよな」

そうだ、遠くだ。足元の障害物に気を取られていてはダメだ。ゴールを見るんだ。目の前の困難に気を取られていては、いつまで経ってもゴールが出来ないんだ。

ゴールに行こうと思うから、ゴールに行けるんだ。障害物を超えることが目的になってはいけないんだ。ゴールにたどり着くことを目的にしなければならないんだ。

そうすると、障害物が障害物でなくなる。通過点だ。例えそこに障害物があったとしても、通過点にあることに変わりは無い。そこで、立ち止まってはいけないんだ。困難というのは、通過点だ。困難は立ち止まるものではなく、勢いをつけて進んで行くものなんだ。困難で立ち止まるから、バランスを崩すんだ。

困難を見てはいけない、ゴールを見て、勢いをつけて進む。ただそれだけのことに、気がつかなかった。私は困難でいちいち立ち止まってしまっていた。

スーパーサラリーマン鈴木拓から、人生において大きな勉強をさせてもらった。